新型コロナウイルス感染症
医療崩壊

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授業対象=中学生
実施=2020年6月実施予定


2020.5.18


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全体像


教材


@ 新型コロナウイルスは2020年1月に「指定感染症」と閣議決定されました。指定感染症の感染者は原則、陰圧病室(ウイルスが外部に流出しないよう気圧を低くしてある病室)などのある「感染症指定医療機関」に入院隔離されます。が、その数は限られています。日本国内では、410医療機関1871病床(島根県は、8病院28病床)に過ぎません。新型コロナウイルス感染者については、発熱・肺炎の症状が落ち着き、健康状態が回復しても、PCR検査で2回陰性が確認されるまで退院させることはできません。最低2週間は病床を使用することになります。

A 新型コロナウイルスの感染拡大で重症化リスクのある感染者が増えていけば、「感染症指定医療機関」は必要な診療ができなくなり、「医療崩壊」が起きます。そこで厚生労働省は「PCR検査」(新型コロナウイルスに感染しているかの検査)を受けられる人の条件を「37.5度以上が4日連続する」などと定めました。さらには4月から、感染者全員を入院させる方針を切り替え、軽症者や無症状者はホテルや自宅で療養できるようにしました。

B ただ、医療機関でひとたび患者クラスター(集団感染)が発生すれば、医師・看護師などの医療スタッフも濃厚接触者とされ、自宅待機を余儀なくされます。外来診療や救急医療はストップし、すでに入院している重症患者の治療もできない事態に陥ります。こういう面からも、「感染症指定医療機関」の担当者は、心身ともに緊張を強いられる医療現場で勤務に当たっておられるのです。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
「新型コロナウイルス」


課題はオンライン授業。

新型コロナウイルス感染症により
臨時休校が続きました。
授業の遅れが問題となっています。
これを打開する手だての一つが
オンライン授業(遠隔授業)が注目され
導入されている学校もあります。
この是非について
静との皆さんに自分なりの意見をまとめ
プレゼンしてもらいます。


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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